10.E 第1課題参考(2)実習課題
【実習課題 1】( 通信の成立とログイン )
ここでの課題は,条件が不明なシリアルラインにおいて通信を成立させ,ホストにログインすることである.通常の実験のように詳しい手順は示されていない.テキストに掲載された基本理論・規格を確認しつつ各グループでよく検討し,試行錯誤をしながら実験を進める.
以下に接続する際の注意点を挙げておく.
注意点 (A) ホスト側の設定は未知である.正しい通信条件を探し出す.
注意点 (B) 通信条件は,通信速度,データ長,パリティの 3 つの要素により決定.
注意点 (C) Tera Term の「シリアル設定」画面で通信条件を変更.
※「シリアル設定」を開くショートカットは Alt+S,E
注意点 (D) 通信条件が正しければ,Enter を押したらログインプロンプトが出る.
注意点 (E) 正しくログイン画面が出るまで設定変更して注意点(C)(D) を繰り返す.
注意点 (F) ログインプロンプトが出たらログインする.
ユーザアカウント名は,”guestテーブル番号”(テーブルが1ならguest1)
※パスワードはその都度教員から伝える
注意点 (G) ログインしたら,ホストや端末の状態・情報を集める.
ホスト名,ログイン ID,グループ ID
通信ポート名 (ホスト側, 端末側)
端末設定 (スピード,ビット長,パリティ等)
など.それぞれ情報が得られるコマンドとオプションがある.
※必要に応じて man page を読み,各コマンドの出力の意味を調べる
注意点 (H) このテーマは試行錯誤が大切.結果だけでなく試行した条件を全て記録しておくこと.
※レポートとはうまく行った時だけの記録を報告するものではない.
注意点 (I) 作業終了後はサーバをシャットダウンする.ぶち切りすると次に起動できなくなるリスクがある.コマンドは以下の通り.
sudo shutdown -h now
△Hint△ 通信ポート名について
当然だが,通信ポート名はホスト側と端末側の 2 つ.いま観測しているのはどちらの通信ポートなのかを理解しておくこと.
端末 (PC) 側のポート名は”Tera Term”でホストに接続する際に示される.
ホスト側のポート名は Unix の”tty”コマンドで知ることができる.
2023/9/18